【対馬】天下が沸いた日朝国交回復の快挙からわずか。あの感動の裏側で、にわかには信じがたい疑惑が浮上している。対馬領主・宗義智公(40)が幕府へ届け出た、朝鮮国王からの国書。これが実は、宗家によって密かに書き換えあるいは偽造されたものではないかという、衝撃の未確認情報が本紙の取材で明らかになった! 平和の象徴とされたあの文書に、一体何が隠されているのか。日朝外交の根幹を揺るがす黒い霧を追った。
不自然な「用語」の使い分け
取材班が複数の外交関係者から得た証言によれば、朝鮮側から届いたとされる国書の文体に、重大な違和感があるという。朝鮮側が本来使うはずのない表現や、あまりにも日本側に都合の良い言い回しが散見されるのだ。 「朝鮮国王が、あれほど屈辱的な条件を飲んでまで日本に歩み寄るだろうか?」 ある事情通は匿名を条件にこう語る。「宗家は、幕府と朝鮮の両方から突きつけられた『絶対に相容れない条件』の板挟みになり、絶体絶命だったはず。それを解決する唯一の道は、両者に渡す文書をそれぞれ『偽造』することしかなかったのではないか……」
対馬に潜む右筆(書記)の影
さらに怪しいのは、対馬・宗家お抱えの右筆たちの動きだ。国書が幕府に提出される直前、宗家の奥深くで、昼夜を問わず筆を走らせる集団が目撃されている。彼らが扱っていたのは、朝鮮から届いたはずの紙とは微妙に質の異なる和紙だったという噂も絶えない。 もし、宗家が国王の印章までも偽造していたとなれば、これは単なる外交上の不手際では済まされない。徳川幕府を欺き、他国の国王の名を騙るという、まさに国家転覆にも等しい大罪である。
平和のためか、それとも保身か
なぜ、宗家はこれほどまでに危険な橋を渡らねばならなかったのか。背景にあるのは、対馬の死活問題である朝鮮貿易の再開だ。国交が回復しなければ対馬は飢え、宗家は取り潰される。その焦りが、義智公を禁断の手口へと走らせたのか。 「真実がどうあれ、今のところ国交は回復し、平和が戻った。それで良いではないか」という声も幕府内にはある。しかし、もしこれが将来、朝鮮側に発覚すれば、せっかく築いた信頼関係は一瞬で崩壊し、再び凄惨な戦へと突入する危険性も孕んでいる。
宗家は沈黙「事実無根である」
本紙の直撃取材に対し、宗家の側近は「そのような事実は一切ない。国書は正真正銘、朝鮮国王から賜ったものである」と強く否定した。しかし、その表情には隠しきれない緊張の色が浮かんでいた。
平和の使節か、それとも稀代の詐欺師か。宗義智公が握る筆の先にあるのは、真実か、それとも偽りの安寧か。本紙は、この歴史的スキャンダルの真相を解明すべく、対馬・厳原の深部まで徹底的な追跡取材を続行する。
(※本記事はあくまで複数の証言に基づく疑惑の報じであり、現時点での確定的な事実ではありません)
