戦国新聞

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九州に眠れる獅子現る!黒田官兵衛、上方の大乱を尻目に九州を席巻。家康・三成が激突する裏で、隠居の身ながら破竹の進撃

1600年9月9日 #筑前

【筑前・中津】徳川家康公(58)率いる東軍と、石田三成殿(41)ら西軍が上方の関ヶ原で天下を分かつ大決戦に挑もうとしているその最中、九州の地で驚天動地の事態が進行している! かつて秀吉公の軍師として天下を揺るがし、現在は隠居して如水と号している黒田官兵衛殿(55)が、突如として挙兵。家康公への加勢を名目に、わずか数日のうちに九州各地の城を次々と攻略し、凄まじい勢いで領土を拡大しているのだ。天下の視線が関ヶ原に釘付けとなっている隙を突き、この老練な軍師は一体何を企んでいるのか!?

金で兵を買い、知略で城を獲る……官兵衛、驚異の動員力

官兵衛殿の動きは、まさに電光石火であった。上方での挙兵の報を聞くやいなや、彼は中津城に蓄えていた莫大な黄金を惜しみなく放出し、九州中の浪人や農民をかき集めた。その数、わずか数日で九千余! 訓練もままならぬ寄せ集めの軍勢かと思いきや、官兵衛殿の巧みな指揮により、彼らは精鋭部隊も顔負けの働きを見せている。 「天下が乱れる今こそ、我が知略を振るう時なり」……官兵衛殿の不敵な笑みが、中津の空に響いているとの噂だ。

豊後、筑前……次々と塗り替えられる勢力図

官兵衛殿の標的は、西軍に与した大名たちの領地だ。豊後の大友義統公が再起をかけて侵攻してきた際も、官兵衛殿は石垣原の戦いでこれを一蹴。さらに、小早川、立花といった有力大名の留守を狙い、九州北部の主要拠点を瞬く間に制圧してしまった。 現在、九州の諸将は「家康公に味方するのか、それとも官兵衛殿自身が天下を狙っているのか」と戦々恐々としている。もし関ヶ原の戦いが長引けば、官兵衛殿が九州を完全に統一し、その勢いで上方へ攻め上るのではないかという、身の毛もよだつ憶測まで飛び交っている。

家康も三成も手の平の上か

家康公は官兵衛殿の挙兵を東軍への強力な援軍と歓迎しているようだが、果たしてそうか。官兵衛殿の嫡男・長政殿は家康公の最側近として関ヶ原で戦っているが、父・官兵衛殿は九州で着々と自らの軍事力を蓄えている。 「関ヶ原で家康と三成が共倒れになれば、九州から私が天下を獲る」……そんな野望が、この天才軍師の胸中にないと言い切れるだろうか。

乱世の怪物の最後の大博打

官兵衛殿の進撃は止まることを知らない。今や九州の半分以上が、黒田の旗印の下に屈しようとしている。上方の戦いが終わる頃には、九州には家康公ですら無視できない第三の勢力が誕生しているかもしれない。

「獅子は老いてなお、牙を研ぐ」。関ヶ原の勝敗よりも、九州で暴れ回るこの老将の動向こそが、真の天下の行方を決めるのかもしれない。本紙は、黒田官兵衛という名の嵐が九州をどう変えるのか、引き続き命懸けで追跡する。これにて、九州動乱の緊急報を締めくくろう。