戦国新聞

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最上家、絶体絶命!上杉軍の猛攻止まらず。次々と落とされる支城、ついに本拠目前の長谷堂城が直江兼続に包囲される!

1600年8月31日 #出羽

【出羽・山形】日ノ本全土に緊張が走る中、北の地で巨大な戦の火蓋が切られた! 会津の上杉景勝公(44)が、敵対する最上義光公(54)の領内へ三万という圧倒的な大軍を侵攻させ、凄まじい勢いで城を攻略している。上杉軍の総大将・直江兼続殿(40)率いる精鋭は、庄内方面から雪崩のごとく攻め入り、最上方の支城を次々と粉砕。そして本日、山形城の喉元に位置する最重要拠点・長谷堂城(はせどうじょう)を完全に包囲した。最上家は今、誕生以来最大の滅亡の危機に立たされている!

怒涛の上杉軍、最上の盾を次々と粉砕

上杉軍の進撃は、まさに電光石火であった。景勝公の命を受けた直江兼続殿は、最上領の防衛線を次々と突破。数日前に落とされた畑谷城では、城主・飯田播磨守殿以下、守備兵全員が討ち死にするという凄惨な激戦となった。上杉軍の圧倒的な兵力と、精鋭上杉軍の武威の前に、最上方の諸城はなす術もなく、山形城周辺には避難する民衆と敗残兵が溢れ返り、混沌を極めている。

長谷堂を巡る死闘・兼続、不敵な包囲

現在、戦火の焦点となっている長谷堂城には、最上家の重臣・志村光安殿がわずかな手勢で立て籠もっている。これに対し、直江兼続殿は城を幾重にも取り囲み、兵糧攻めと猛攻を繰り返している。兼続殿は「山形城など、長谷堂を落とせば手中に収めたも同然」と豪語しており、不敵な笑みを浮かべて指揮を執っているという。一方、山形城の義光公は、伊達政宗公へ援軍を求める使者を放ったが、援軍が間に合うか、あるいは長谷堂が先に落ちるか、一刻を争う状況だ。

義光公、悲痛な覚悟・一歩も退かぬ

最上義光公は、愛娘・駒姫を秀吉公に殺された怨念と、現在、下野国小山にいる徳川家康公への忠義を胸に、死に物狂いの防戦を命じている。山形城下では「殿自らが出陣し、刺し違えてでも上杉を止める」との噂も流れており、最上家臣団の士気は悲壮な決意に満ちている。 しかし、相手は戦国の知将・直江兼続。兼続殿は、最上軍の焦りを誘うかのように、長谷堂城周辺の田畑を焼き払い、心理的な揺さぶりもかけている。

東北の覇権、この一戦にあり

もし長谷堂城が陥落すれば、山形城は裸同然となり、最上家は歴史から姿を消すことになるだろう。それは同時に、東北における勢力図が完全に上杉家によって塗り替えられることを意味する。 「日ノ本の行方は、この長谷堂で決まる」。北国の武士たちは、固唾を呑んでこの攻防戦の行方を見守っている。

「兼続の智略か、義光の執念か」。長谷堂城を包む硝煙の向こうに、東北の新たな主の姿が見えるのか。本紙は、この一分一秒を争う戦況を、引き続き命懸けで伝え続ける。