【飛騨・白川郷】信じがたい悪夢が飛騨の山間部を襲った。本日未明、日ノ本中部を激震が襲った大地震により、飛騨守護代・内ヶ島氏の居城である帰雲城(かえりぐもじょう)が、背後の帰雲山の大崩落に巻き込まれ、城郭はおろか城下町ごと一瞬にして土砂に飲み込まれた。現在、城内にいた当主・内ヶ島氏理公をはじめとする一族、家臣、そして数百人の領民全員と連絡が完全に途絶。現地からの報告によれば、「城があった場所には、ただ巨大な土の山があるだけ」という、世にも恐ろしい光景が広がっている!
祝宴の夜を襲った悲劇
皮肉にも、この日は内ヶ島氏が長年の宿敵との和睦を祝うため、城内で盛大な祝宴を催していた最中だったという。近隣の村人の証言によれば、「山が鳴り、地が裂けるような凄まじい音と共に、帰雲山が崩れ落ちた。城の灯りは一瞬で消え、後は静寂だけが残った」と、震える声で語っている。 通常であれば、地震から逃げ延びる者もいるはずだが、今回は山全体が崩落し、谷底にある城を直撃したため、逃げ場はどこにもなかったと推測される。
黄金伝説と共に闇に消えた一族
内ヶ島氏といえば、領内の白川郷にある大久喜銀山などを支配し、莫大な黄金を蓄えていたという噂が絶えない一族だ。今回の地震により、その黄金もろとも城が地下深くへ埋没したことになり、まさに一夜にして消えた黄金郷となってしまった。 現在、救助に向かおうとする者もいるが、余震が激しく、至る所で道が寸断されているため、現場に近づくことすら困難な状況だ。
近隣諸国も大パニック! 地震の被害は広範囲に
この地震の揺れは飛騨だけに留まらず、越中、近江、伊勢、尾張など広範囲に及んでいる。織田信長公亡き後の天下を争う羽柴秀吉公や徳川家康公の領地でも、城壁の崩壊や火災が相次いでいるとの情報が入っている。しかし、城が一国一族ごと消滅するという事態は、この帰雲城以外には報告されていない。
連絡途絶、生存の望みは……
白川郷の北側に位置する集落からは、「川の流れが土砂で止まり、水位が急上昇している」との不気味な報告もあり、さらなる二次災害も懸念されている。内ヶ島氏の家臣で、たまたま城を離れていたわずかな者たちが、泣き叫びながら土砂を素手で掘り返している姿が目撃されているが、あまりの土砂の量に、絶望の色は隠せない。
「山が城を喰らった」。飛騨の山々に響き渡ったあの地鳴りは、一つの武家一族の終焉を告げる弔鐘だったのか。本紙は、奇跡の生存者が現れることを信じつつ、この未曾有の災害の全容を命懸けで伝え続ける。
